ガイ・リッチー監督の同名のクライム・コメディ映画のスピンオフ・ドラマ
『ジェントルメン』
Netflix で視聴しました!
予想外の事情で爵位を継いだエドワード公は、
公爵家の広大な領地の地下にとあるビジネスの大工場があることを知る・・・
という、貴族とギャングとの利権絡みの駆け引きを描くコメディ!
映画版と同じく、ガイ・リッチー監督が自ら脚本・監督・製作を担当している、
テンポのいい会話でぐいぐい引っ張るガイ・リッチーワールド全開な作品です!
映画版を見ていなくても十分楽しめる、クライム・コメディの快作ですよ!
ドラマ『ジェントルメン』ガイ・リッチーが手がける同名映画のスピンオフ!
ガイ・リッチー監督の同名のクライム・コメディ映画のスピンオフ・ドラマ
『ジェントルメン』
Netflix で視聴しました!
このドラマは、同名の映画と同じく、ガイ・リッチー監督が自ら脚本・監督・製作を担当!
しかし、映画と同じ登場人物が出てくるのではなく、設定のみを引き継いだスピンオフという形で、
キャストとストーリーはドラマ版のオリジナルです。
ですので、特に映画版を見ていなくても楽しめるようになっています。
このドラマでは、予想外の事情で公爵家の爵位を継いだエドワード公が主人公。
しかし広大な領地を引き継いでみると、
スージー・グラスといういわくありげな女性が現れて、地下にとあるビジネスの大工場があることを知らされて・・・
という、貴族とギャングとの利権絡みの駆け引きを描くコメディになっています!
映画版ではギャングのミッキー側で描かれていた物語が、
このドラマ版では土地を貸している貴族側のエドワード公の視点に入れ替わっています。
ガイ・リッチー監督が手掛けている脚本は、テンポのいい会話でぐいぐい引っ張っていくらしさ全開!
映画版を見ていなくても十分楽しめる、クライム・コメディの快作ですよ!
ドラマ『ジェントルメン』のスタッフ&キャスト
さて、それではこのスピンオフドラマ
『ジェントルメン』
スタッフとキャストをご紹介していきますね。
このドラマは、映画版を手がけたガイ・リッチー監督が、脚本・監督・製作を担当していて、
監督がこれまで手がけてきたようなギャングたちの犯罪もの映画のテイストが色濃く反映されています。
しかしキャストは映画版とは総入れ替えになっていて、
同じ世界線の別のお話という形にまとめられていますよ。
このドラマ版では、
主人公のエドワード(エディ)・ホーニマン公を演じるのは
テオ・ジェームズ
これまで日本ではあまり知名度の高くない俳優さんですが、ここのところ大きな役を次々とこなしている注目株です!
意外なところでは、あの『ダウントン・アビー』のシーズン1で、メアリーを誘惑するケマル・パムークを演じた人なんですよ!
雰囲気は全く違うので、言われないと気がつきませんが!
若かりしテオ・ジェームズを見たい方は、ぜひ『ダウントン・アビー』も見てね!
そしてエドワード公の敷地でビジネスをしているギャングの娘 スージー・グラス役には
カヤ・スコデラリオ
人気映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』でカリーナを演じるなど、日本でも人気の俳優さんです。
このドラマでは、ギャングということでキツめのメイクで登場するのですが、とってもキレイ!
そしてエドワード公の不肖の兄フレディ役には、
ダニエル・イングス
ハルステッド邸の門番でなんでもよく知っているジェフには、
ヴィニー・ジョーンズ
ハルステッド邸を購入したい謎のアメリカ人スタンリーには、『マンダロリアン』などで活躍する
ジャンカルロ・エスポジート
という面々が出演しています!
映画版よりスター俳優の出演は少ないですが、主にイギリス国内でよりすぐりを集めた印象です。
しかも、どの俳優さんもさすがに上手い!!
俳優陣の好演もあって、あっという間にドラマの世界にひきこまれていきますよ!
ドラマ『ジェントルメン』のあらすじ
それではこのドラマ版
『ジェントルメン』
そのあらすじを簡単にご紹介していきますね!
ハルステッド公爵家の次男エドワード(エディ)・ホーニマンは、
軍隊に入って国連の国境警備隊としてトルコで勤務していたのですが、
父親が危篤の知らせを受けて、急遽自宅に呼び戻されます。
そして父親が逝去すると、爵位は兄のフレディが継ぐものと思っていたのに、
なぜか遺言書では自分が爵位と家の領地など全てを引き継ぐことになっていたことに驚愕。
兄フレディがドラッグ中毒でギャンブルなどで散財していることを憂えた父が、
亡くなる前に後継者を次男のエドワードに変更していたようなのです。
こうして思いがけず公爵家を引き継ぐことになったエドワードですが、
すぐにスージー・グラスという怪しい女性が秘密のビジネスの件で接触してきて、
しかも兄フレディはギャングに多額の借金を背負っていることも発覚!
いきなりの試練続きに、エドワードは一体どうする?
というストーリーです。
ドラマ『ジェントルメン』の見どころ
それではこのドラマ版
『ジェントルメン』
その見どころをここからご紹介していきますね!
大胆なネタバレは避けるつもりですが、どうしてもその内容に触れるところも出てきますので、
できるだけ情報を入れずに本編を見たい方は、以下はドラマを見終わってから読んでくださいね!
貴族とギャングの異文化交流?!
このドラマの一番面白いところは、
映画版では描かれていなかった、
敷地を「ビジネス」に貸し出す貴族の側の事情を描いているところ!
このドラマの主人公エドワードは、爵位を継ぐまで父親がそんな「ビジネス」に領地を貸してるなんて知らなかったものだから、
初めて出会うギャングのような裏社会の人たちに最初は驚くばかり!
美人でスタイリッシュなスージー・グラスも、実はその筋の大物だし、
なによりも兄のフレディがそんなギャングたちに多額の借金を作っているものだから、
否が応でも裏社会の犯罪者たちに巻き込まれていってしまうところが1番の見どころですね!
しかもエドワードはつい最近まで軍隊にいただけあって、
腕も立つし度胸もすわっているから、なかなかにギャングたちとうまく渡り合っていくのですよ!
そんなギャングと貴族の異文化交流?!をぜひ楽しんでほしいです!
正反対な兄弟の内輪もめ
そして、このドラマはハルステッド公爵家で、
長男のフレディが相続から外された!
というお家騒動がスタートになるのですが、
そのあと次々と明かされていくフレディのダメなエピソードの数々が笑えます!
ドラッグ中毒だしギャンブルするし、
そりゃ、そんな有り様だったら、家を継がせたらいかんと思ったお父様の気持ちがよくわかります。
だめだ、こんな公爵じゃ!
その点、次男のエドワードは、家に頼らず軍隊で自分で生活していたから、しっかりはしています。
ドラッグもやらないしギャンブルなんて手を出さないし。
でも、そうそうたるギャングたちと関わっていくにつれて、
なんだかエドワードの隠れた才能?!が開花していくのも面白いんですよね!
そして、ドラマの中では何度も兄弟ゲンカしているのですが、
そんな正反対の二人のやりあっているところは毎回笑えます。
兄弟だから縁を切るにも切れない二人のすったもんだを楽しめます。
次々と湧いてくるクセの強いギャングたちとの利権争い!
そしてこのドラマ版
『ジェントルメン』
この中では、
次々と手強いギャングたちが登場!
基本的には真面目で裏社会とは縁遠い生活をしてきたエドワード公を、
本物のギャングたちが次々と苦しめます!
ギャングたちはみんな、ハルステッド邸の地下の「ビジネス」に群がってくる。
そんな凶暴で強欲な連中と、お坊ちゃん育ちだけど軍隊で鍛えられたエドワード公のギリギリのせめぎ合いが見応え十分!
牧師さんなのに実は凶暴なギャングの「ゴスペル」
流浪のギャング一家「トラベラーズ」のボス JP
などなどのクセが強い面々が登場しますが、
しかも、そんな中で一番手強かったのは、
最初から友好的と思われたスージー・グラス!
すごい美人だし、どうやらエドワードと密かに両思いみたいなんだけど、
ギャングと貴族という身分違いの恋?!に悩む二人も注目ですね!
そして個人的に笑えて大好きだったのは、スージーの部下で「ビジネス」の管理責任者の
ジェームズ(ジミー)・チャン!
とにかくアホで登場するたび笑わせてくれますが、
そんなジミーでも殺されないで無事でいるのは意外と有能だからかも?!
映画版『ジェントルメン』と見比べてみてね
そしてこのドラマ版では
映画版『ジェントルメン』との違いも見どころの一つです!
映画版では、貴族が「ビジネス」に領地を貸している、という設定が出てくるだけで、
その貴族たちが実際に「ビジネス」に関わってくるようなことはなかったのですが、
このドラマ版になって、主人公が貴族のエドワードになったことで、
「ビジネス」に巻き込まれてしまった貴族側の話に視点が移されています。
本当かどうか知りませんが、イギリスの貴族たちも広大な領地があってもお金はないそうで、
思わず手を出してしまった「ビジネス」だけれど、
手を引こうとしても相手はギャングたちだけになかなか足抜けできない、
という貴族側の切ない事情も描かれていて、
なるほど、映画版の裏側ではこんなことになっていたのね!
と、新しい発見がありますよ!
ぜひ映画版とドラマ版、両方見比べてみてほしいです!
映画版『ジェントルメン』の詳しいレビューはこちらの記事をどうぞ!
ドラマ『ジェントルメン』面白いのでぜひ見てね!
ということで、
ガイ・リッチー監督の同名のクライム・コメディ映画のスピンオフ・ドラマ
『ジェントルメン』
Netflix で視聴しました!
予想外の事情で爵位を継いだエドワード公が、アホな兄弟と凶暴なギャングたちとの間で生き残りをかけて奮闘する、
ガイ・リッチーならではのテンポのいい会話メインのクライム・コメディ!
正直言って、私は映画版よりもこちらのドラマ版の方が気に入ったくらい、
ギャングたちが入り乱れての予想外の展開も満載で面白かったです!
ガイ・リッチーらしさ全開の映画版を見ていなくても十分楽しめる、クライム・コメディの快作ですよ!
まだ見ていない方は、ぜひ一度見てみてくださいね!
映画版『ジェントルメン』も一緒にどうぞ!