監督デビュー作『ゲット・アウト』で世界をあっと驚かせたジョーダン・ピール最新作
『NOPE／ノープ』
IMAX で見てきました！！
世界が注目するピール監督の最新作なのに、事前情報がほとんどなくて、予告編を見ても絶妙に情報がわからない中、とにかくこの監督の手腕を信じて劇場に出かけて行ったのですが、
映像もストーリーも桁外れで、もう完全に持っていかれてしまって茫然自失の１３１分でした！
IMAXカメラで撮影された巨大映像で映し出された空に浮かぶあれは・・・？！
絶対IMAXで上映しているうちに、一度は目撃することを強くオススメしたい映画です！
『NOPE／ノープ』IMAXで見てきました！空を見上げるとそこには？！圧巻のSFスリラー！
ということで、注目のジョーダン・ピール監督の3年ぶりの最新作
『NOPE／ノープ』
IMAX で見てきました！！
とにかくほとんど事前情報がなくって、予告編見てもどうやらUFOものらしい？？ という以外よくわからなくて、
いったいどんな映画？！と不安もあったのですが、
とにかくジョーダン・ピール監督ならやってくれるだろうという信頼だけで見に行ってきましたよ！
もちろん、IMAXカメラで撮影された FILMED FOR IMAX 作品ということで、
日本最大級のIMAXスクリーンを誇る池袋のグランドシネマサンシャインまでわざわざ出かけていきました！
そうしたら、もう圧巻！！
グランドシネマサンシャインの巨大 IMAX スクリーンの、フルサイズ 画角1.43:1 までいっぱいに映し出された空に浮かぶアレ・・・
そのあまりの臨場感に、
きゃ〜、ぎゃ〜！！
と、思わず見ているこちらも体に力が入って、心臓はドキドキするし、
見終わったらドッと疲れた・・・
うわ〜、なんなの、これ・・・
予告編で予想していたのと斜め上をいく、圧巻のSFスリラー作品！！
一部グロなところもあるけど、よく考えてみると人類への警告のような意味深な部分もあって、
考え抜かれて練り上げられたストーリーも見事。
映像もストーリーもキャストの熱演も含めて、とにかく全部やられた！と全面降参の一作になりました！！
ジョーダン・ピール、あんたすごいよ！！天才！！
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『NOPE／ノープ』のあらすじ
さてそんな、圧巻の新感覚SFスリラー
『NOPE／ノープ』
そのあらすじを、簡単にご紹介します！
舞台は映画の都・ハリウッド。
その近郊の牧場で、映画撮影用の馬を育てている主人公のOJ（ダニエル・カルーヤ）。
しかしある日、飛行機からの落下物に当たって父親が不慮の死を遂げ、
牧場の経営も上手くいかなくなり、妹のエメラルド（キキ・パーマー）は副業に精を出してばかりで手伝ってくれない。
そんな行き詰まった毎日の中、OJは牧場の上空に何かがいることを感じ取り、
それを知ったエメラルドは、その何かを撮影して、SNSでバズらせて牧場も人生も立て直そうと持ちかけるのだが・・・
というストーリー。
果たして UFO 改め UAP（未確認航空現象）の撮影に成功して一攫千金となるのか？
それとも失敗して全てを失ってしまうのか？
この崖っぷちの兄妹のチャレンジから、目が離せません！
『NOPE／ノープ』すごかった！見どころ解説 ＊＊ネタバレあり＊＊
ということで、とにかく想像の斜め上をいく圧巻の映画
『NOPE／ノープ』
その見どころを、以下ご紹介していきますね！
しかし見どころを書いていくと、どうしても映画の内容に触れないわけにはいかないので、
以下は映画本編を見てから、感想をシェアする気持ちで読んでいただけると嬉しいです！
とにかくすごい映画を見て嬉しかったので、興奮ぎみに見どころをたくさん語ってますので、よければお付き合いください！
＊＊ネタバレあり＊＊
＊＊ネタバレあり＊＊
＊＊ネタバレあり＊＊
『NOPE／ノープ』IMAXカメラの巨大画面！
もう、まずこの映画
『NOPE／ノープ』
その一番の見どころはなんといっても、
IMAXフィルムカメラで撮影されたという FILMED FOR IMAX 作品 ならではの、
広大な画角！
６階建ビルの高さに相当するというグランドシネマサンシャインの巨大 IMAX スクリーンの、
フルサイズ 画角1.43:1
は、とにかく圧巻の一言でした！！
その巨大スクリーンに、空に浮かぶ UAP（未確認航空現象）がいっぱいに大映しにされるもんですから、
ど迫力なんてもんじゃないくらいの没入感！
そしてこの映画は牧場が舞台なのですが、疾走する馬のスピード感や、重量感もビシビシ伝わってきて大迫力でした！
やっぱり IMAX が本気出すと、もうレベルが違う映像になるわ〜。
しかも、映画界でもいち早くIMAX映画に取り組んできた
クリストファー・ノーラン監督
とコンビを組んで、
『TENET テネット』
などで画期的な映像作品を世界に送り出してきた
ホイテ・ヴァン・ホイテマがこの映画の撮影監督！
この作品でも、本当にすごかった・・・！
この映像は、SFスリラー系映画のレベルをまた一つ押し上げてしまった感があるので、これから同ジャンルに近いものを撮っていく方達には大いにプレッシャーになるでしょうね！
今後はやっぱり大作映画系は、IMAXフィルムカメラで撮影される FILMED FOR IMAX 作品 が基準になっていくかもしれない。
トム・クルーズの渾身の一作で、記録的な大ヒットとなっている
この映画も FILMED FOR IMAX 作品 で、息詰まる空中戦を空前の迫力で描き出して、航空ものの映画の歴史を塗り替えた！と言っても過言ではないですよね！
これからの映画界がさらに IMAX化で盛り上がっていきそうな予感がするので、今後どうなるのか今から楽しみです！
できたら IMAX 上映できる映画館を増やしてね〜お願い！！
＊この映画『トップガン マーヴェリック』について詳しくは、こちらの記事もあわせてどうぞ！
『NOPE／ノープ』俳優陣の迫真の演技！
そしてこの映画を大いに盛り上げてくれたのが、
演技上手の俳優陣！！
本当に全員うまかった！
この映画はメインの出演陣が本当に少なくて、ほぼ５人だけという密室劇に近い構造。
でもその５人が全員見事な演技を披露してくれて、
その恐怖や動揺、茫然自失、驚きなど、全部一緒になって体験するような形になって、見終わった後ぐったり疲れました！
そのメインの５人は、まずは
主人公のOJ役は ダニエル・カルーヤ
ジョーダン・ピール監督の出世作『ゲット・アウト』でもコンビを組んで、見事な演技を見せてくれていましたが、
この新作でも再びのタッグです！
ダニエル・カルーヤの焦った表情とか、驚いた時のリアクションとか、いちいちこっちもあわせてドキドキしてしまって大変でした！
そして主人公OJの、シャイで上手く話せなくて、いまだにガラケーを使ってるくらいメカに弱かったり、でも馬に関することは自信がある、というというキャラクターを説得力をもって演じてくれていたので、見ているこちらもあっという間に感情移入してしまいました！
馬で疾走するシーンもすごくカッコ良かったです！！
今ではMCUでも活躍する人気俳優ですが、やっぱりジョーダン・ピールと組むとさらに魅力を増して見えるような気がしますね。
そしてこのOJと対照的な
妹のエメラルド役に キキ・パーマー
OJが人前だと上手く話せないのと違って、エメラルド（通称エム）はマシンガントークが止まらない！
牧場経営に真面目に取り組む兄と違って、女優や歌手といったエンタメのキャリアを目指して自由奔放です！
静かなOJとの性格の違いが面白くて、最高のコンビ芸を見せてくれました！
このキキ・パーマーさん、失礼ながらこれまで見たことがなかったのですが、歌手活動をメインでされていたのですね。
最近は女優としての評価も高くて、出演作が目白押し！の人気者。
このエム役も、最高でした！
後半は完全にジョーダン・ピールを食いはじめましたもん！
この人の熱演がなかったら、この映画もどこか気の抜けたような出来になってたと思うので、
もう主演女優賞をあげたいくらいです！
これからもいろんな映画でキキさんを見かけることになりそうですね！
そして、この二人の兄妹となぜか一緒にUAP（未確認航空現象）撮影をすることになった、
電気屋の従業員・エンジェル役に ブランドン・ペレア
この人も初めて見たのですが、やっぱり演技がうまい〜！！
驚いているところとか、恐怖に震えているところとか、
思いっきり感情移入させられてしまって、大いに映画を盛り上げてくれました！
こういう第３者的な存在が入ると、観客としてはそこに自分を投影してしまいますよね。
エンジェルも、最初は無関心な電気屋の店員さん、というところからスタートして、
テクノロジーの知識や、実は人懐っこい性格などで、あっという間に兄妹の仲間みたいになってメインキャラクターに！
ひょっとしたらこの人すぐ死ぬんじゃないか・・・と初めのうちは思ってしまったのですが、
いやいや、機転のきくとっさの頭の良さを発揮して、意外なしぶとさを見せてくれました〜！
この人も、これからいろんな映画で見ることになりそうですね！
そして、牧場の隣にある
ウエスタン・テーマパークの経営者ジュープ役にスティーヴン・ユァン
実はまだ見ていないのですが、映画『ミナリ』でアカデミー主演男優賞にもノミネートされた実力派です。
この映画では淡々とテーマパーク経営に取り組む経営者ですが、実は子役出身で、子供の頃のドラマ撮影で心に傷を負っているという役どころ。
静かなトラウマの表現が恐怖を盛り上げました。
最初はこのトラウマが、本筋とどう繋がっていくのか分からなかったのですが、
最終的には回収されていてなるほど！と、納得。
映画の中ではこの人の動向にも目が離せないですね。
そして最後のメインキャラクター、と言っても、映画の後半にならないと出てきませんが、
有名カメラマンのアントラーズ・ホルスト役に マイケル・ウィンコット
こだわりの強い腕利きのカメラマンで、なんと IMAXカメラを抱えて牧場に現れるところは、
実際の撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマを思い起こさせるキャラクター！
しぶーい声の腕利きカメラマンですが、撮影に夢中になると後先構わなくなってしまうのは、実際のホイテマ監督も同じだったりして？
以上、メインのキャストはたったこれだけ！
でも必要十分以上に映画を盛り上げてくれる名演技の連発で、十分楽しむことができました！
しかも上空の「アレ」を見ながらの演技ということで、
実際は何もないところであれだけの恐怖やパニックや興奮状態を演じていたんですよね〜すごいわ・・・
なんでそんなことできるの？俳優さんってすごい。
この映画ではこの俳優陣の熱演に注目ですよ〜！
『NOPE／ノープ』奇想天外なストーリー！
そしてこの新作映画
『NOPE／ノープ』
の見どころはなんといっても、
奇想天外なストーリー！
予告編を見ていて、なんとなく「こういうことになるのかな？」と思っていた予想をことごとく裏切ってきました！
ジョーダン・ピール監督本人が脚本も書いているのは出世作の『ゲット・アウト』でも同じ。
こちらも二転三転して先読みが難しいストーリーでしたが、この新作でも健在！
これまでの「未知との遭遇」映画の展開をことごとく裏切って、あっと驚くクライマックスへ突入していく流れはお見事でした！
しかも、最後にはせっせと全部伏線回収していって、「ああ〜、こういうことだったのか！」と納得のさわやかさもありました。
ジョーダン・ピールはアメリカでの人種問題などを批判を込めて描いてきましたが、
この新作ではさらに「人間と未知なるもの」「人間と動物」との間の、無知と無理解のために起こる残酷な状況を描き出しているように思います。
動物との関わりを間違ったために悲惨な目にあったジュープは、そこから全く学ぶことなく同じ過ちを犯してしまったり。
彼がちゃんとその出来事から学んでいたら、結末は違っていたはず。
だから見終わって「あ〜、怖かった」というだけじゃなくて、「あのところのあれはこういう意味だったのかな」「これはこう繋がっていたのかな」と自分なりに考えてみることができるようになっています。
そういう仕掛けが張り巡らせてあるのも、この映画のすごいところ。
やっぱりジョーダン・ピール監督は只者じゃなかったですね！
次の映画でもいったいどんな世界を見せてくれるのか、今から次回作が楽しみです！
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『NOPE／ノープ』IMAXでぜひ見て欲しい！
ということで、
監督デビュー作『ゲット・アウト』で世界をあっと驚かせたジョーダン・ピール最新作
『NOPE／ノープ』
世界が注目するピール監督の最新作なのに事前情報がほとんどない状況で見に行ったのですが、
とにかくIMAXの映像もストーリーも桁外れで、もう完全に圧倒されっぱなしの映画でした！
IMAXカメラで撮影されたど迫力の巨大映像は、まるで空に浮かぶアイツが目の前に現れたような衝撃を受けましたよ！
絶対IMAXで上映しているうちに、一度は目撃することを強くオススメしたい映画です！
逆に言うと、これIMAXじゃない劇場で見ると迫力が減ってしまってすごく勿体無い映画なので、
もしお近くの映画館でIMAXシアター上映しているようなら、絶対一度は見てみてくださいね！
なかなか他では体験できない、圧倒的な映像体験ができること間違いなしです！
この映画『NOPE／ノープ』は現在DVD&ブルーレイで発売中！
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本ページの情報は2024年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
