香港アクション映画の最新作
映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
1980年代の香港を舞台に、伝説的なスラム街「九龍城砦」で繰り広げられる
男たちの義理人情と熱い友情の戦いを描いた作品で、
リアルに再現された「九龍城砦」のセットや、
日本の谷垣健治さんが指導した高速アクションの数々で
香港映画史上歴代No.1の動員を記録!
日本でも話題沸騰の作品です!
まだ観ていない方は、上映しているうちに劇場へ急いでね!
目次[表示]
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』香港アクション大復活で大ヒット!
ということで、今話題の香港アクション映画
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
観てきました!
この映画は1980年代の香港に実在した伝説的なスラム街
「九龍城砦」
を舞台に、男たちの義理人情と熱い友情の戦いを描いていて、
日本の谷垣健治さんが指導した圧巻の高速アクションの数々や、
見事に再現された「九龍城砦」のセットで話題沸騰の作品です!
1980年代には黄金時代を迎えた香港アクション映画ですが、
最近はあまりヒット作に恵まれず、すでに衰退してしまった印象を持っていましたが、
完全復活の大ヒット!!
今日本でも話題沸騰中の注目作品なのです!
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のストーリー
それではこの映画
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
そのあらすじをここで簡単にご紹介します!
香港に密入国してきた青年・陳洛軍(チャン・ロッグワン/レイモンド・ラム)は、
身分証を手にいれるために黒社会の大兄貴と揉め事を起こし、九龍城砦に逃げ込みます。
そこは大兄貴も手が出せない治外法権で、陳洛軍は九龍城砦を取り仕切る理髪店を営む龍兄貴(ルイス・クー)と出会い、
その手下の仲間たちと友情を育むことに。
しかし、九龍城砦をめぐって黒社会の抗争が激化し、
龍兄貴と仲間たちは生き残りをかけた戦いに挑むことに・・・
という内容です!
自分の面倒を見てくれた兄貴への義理人情と、友情で結ばれた仲間たちとの友情、
そしてワイヤーやVFXを駆使した激しいアクションが繰り広げられていきますよ!
スタッフ&キャスト
それではこの大ヒット作
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
作り上げたスタッフとキャストをご紹介していきます!
スタッフ
- 監督: ソイ・チェン(郎景火)
この映画のメガホンをとったソイ・チェン監督、代表作としては
『ドラゴン×マッハ!』
などのアクション作品で、スリル満点の激しいアクションで定評があります。
1972年に香港に生まれた監督ですが、実際の「九龍城砦」の中には足を踏み入れたことは無く、
1994年に取り壊された城塞を再現するために多くの取材を行って作り上げたのだそうです。
- アクション監督: 谷垣健治
そしてこの映画のアクション指導を行なったのは、
日本生まれながらキャリアを香港映画で築き上げた谷垣健治さん。
日本でも『るろうに剣心』シリーズのアクション監督で知られています。
息もつかせぬ激しいアクションを演出する手腕で知られ、本作でもそのスピード感あふれる格闘シーンは見どころですよ!
キャスト
- チャン・ロッグワン(陳洛軍)役:レイモンド・ラム(林 峯)
本作の主人公で、ベトナムから香港に密航してきた
チャン・ロッグワン(陳洛軍)を演じたのは、香港で活動する歌手・俳優のレイモンド・ラム(林 峯)
自身も中国福建省アモイ市出身で、2歳の時に香港へ移住してきたそうです。
現在は香港のテレビ・映画で活躍する人気俳優。
本作では黒社会に見込まれるほど腕の立つチャン・ロッグワン(陳洛軍)の激しいアクションを見せてくれています!
- ロン・ギュンフォン(龍捲風)役:ルイス・クー(古天樂)
そして主人公のチャン・ロッグワン(陳洛軍)を面倒見てやる「九龍城砦」を取り仕切る
ロン・ギュンフォン(龍捲風)兄貴を演じたのは、香港映画界のレジェンドの一人
ルイス・クー(古天樂)
1990年代以降香港の多くのドラマや映画で活躍してきたベテラン俳優です。
本作では「九龍城砦」の若者たちに慕われる面倒見のリーダー・ロン兄貴を好演していますよ!
普段穏やかでも戦うとめっちゃ強いというキャラクターで、激しいアクションも披露してくれています!
- 大ボス(大兄貴) 役:サモ・ハン(洪金寶)
そして、ロン兄貴と対立する大ボス(大兄貴) を演じたのは、こちらも香港映画界のレジェンドの一人
サモ・ハン(洪金寶)
1980年代にはジャッキー・チェンの盟友として数々の映画で活躍し、1990年代にはハリウッドにも進出しました。
この映画では御年72歳!ながら見事なアクションを披露してくれていますよ!
そしてこうした香港映画界のレジェンドたちに、映画と同じく「新世代」の俳優たちがタッグを組んで体当たりアクションを見せてくれているのが本作の見どころの一つ。
- ソンヤッ(信一)役:テレンス・ラウ
- セイジャイ(四仔) 役: ジャーマン・チョン
- サップイー(十二少)役:トニー・ウー
といった、30代の俳優たちが、これからの「九龍城砦」を背負って立つ若者たちとして、旧世代の大兄貴たちと対決します!
この新世代の俳優から、新たな「推し」を探すのも楽しいですよ!
私はもちろん、イケメンのソンヤッ(信一)推しです!
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の見どころ
それではここからは、この映画
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
の見どころをご紹介していきますね!
大胆なネタバレはしないつもりですが、まだ映画を観ていなくてできるだけ新鮮な状態で楽しみたい方は、
以降は映画を観てから読んでくださいね!
九龍城砦の再現セットは圧巻!一見の価値あり!
それではこの映画で絶対観てほしい見どころの1番目としては・・・
もちろん!
九龍城砦の再現セット!!
約10億円もかけてリアルに再現された九龍城砦のセット、
観る前からすごいらしい、とは聞いてはいましたが、
実際に目撃してみると、「よくぞこれだけのセットを作った!」の一言!
何重にも重なる怪しげな建物ばかりじゃ無くて、
わんさか張り巡らされた電線、薄暗い通路、雑然とした店内、
そこに生きる人たちの活気、息遣い・・・
このセットを作った美術班に、アカデミー賞あげたいくらいです!
メイキング動画などを見ると、写真の資料をできるだけ当たって、
さらには当時を知る人から聞き取りしたり、古い日常品も手にいれるために奔走したり・・・
涙ぐましい努力を重ねて出来上がった超リアルなセットなのだそうです!
今はもう無い「九龍城砦」ですが、こうして苦労して出来上がったセットを見ると、
実際にこんな魔窟のような建物が存在していたのかという驚異の世界!
20世紀の香港を知るための歴史の資料として残した方がいいんじゃないかと思うくらいです。
今はもうセットも解体されているのでしょうけど、これセットツアーなど売り出したら、
日本からもたくさん参加する人たちが押し寄せそうな気がしますよね!
もちろん私も参加したいです!
特にロン兄貴の理髪店には行ってみたい・・・
しかしあの理髪店、おばさんもパーマしたりしてるから、美容院も兼ねてるのだろうか・・・
次々と繰り出される壮絶アクション!覚悟して目撃してね!
そしてこの映画
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
その見どころとしてはもちろん!
次々と繰り出される壮絶なアクション!
動きもとんでもなくスピーディーなので、あれって早回ししてるの?!
香港映画伝統のカンフーアクションだけじゃなくて、
バイクをすっ飛ばしたり、ナイフを使ったり、鉄の棒使ったりとか、
とにかく目まぐるしく続々と脅威的なアクションが繰り出されるので、息をつく暇がないんです!
やっぱり香港の俳優さんたちって、普段からカンフーとかして鍛えてるのかな?
と、思いきや、ルイス・クーやサモ・ハンといったベテラン勢を除いては、
アクションに慣れていない俳優さんたちが多かったのだそうで、
撮影前に特訓してからスタートしたそうです。
特に驚いたのは、ソンヤッ(信一)はバイクアクションが見せ場なのですが、演じたテレンス・ラウさんはそれまでバイクに乗ったことがなかったそうで、
撮影前に二日間バイクの特訓してあの撮影をこなしたとか。
えっ、それであの高速アクション撮れたの?!
って驚きですが、アクション監督の谷垣健治さんが、かなり追い込んですごいアクションシーンを作り上げたみたいですね!
香港映画伝統のワイヤーアクションもふんだんに使われて、
えーっ?それ人間技じゃ無いよね?
と思わず笑ってしまうほどの超絶アクションてんこ盛り!!
あまりにも休みなく続々と繰り出されてくるので、映画を観ていて、中盤でいったん話が落ち着いた時に、
もう2時間経ったのかな?と思ったほどです!
それくらい、前半の1時間だけでも通常の映画の数倍くらいのアクションが詰め込まれていたので、
まだまだこれから後半戦が始まるんだと気づいた時には愕然でした!
しかも、映画の後半の方が、前半よりもさらにパワーアップして激しいアクションが繰り広げられていったので、
観終わった時には、もう心身ともにぐったり・・・
それくらい、映画の世界に没頭して夢中になってしまいました!
この壮絶アクションは、やはりできるだけ大きな画面で見た方が迫力が出ると思いますので、
ぜひ映画が公開されているうちにスクリーンの大画面で、目撃していただきたいと思います!
義理人情と友情、そして世代交代・・・
そしてこの映画では、
今では日本映画でもあまり見ることがなくなったような、
- 恩義と義理人情
- 男同士の熱い友情
も見どころの一つです!
たった一人で香港まで船で密入国してきたチャン・ロッグワン(陳洛軍)
家族も無く、一人で生きていくつもりだった彼を
暖かく見守って、なにかと世話してくれたのが、「九龍城砦」のリーダー・ロン兄貴!
その恩義を感じて、ロン兄貴を慕うようになったロッグワンと、
同じく兄貴を慕う、ソンヤッ(信一)、セイジャイ(四仔)、サップイー(十二少)という三人の仲間たち。
ロッグワンにとっては、この「九龍城砦」の仲間たちが、家族のような大切な存在になっていくのですよね。
そう、自分の命を賭けるほどに・・・
そんな恩義と友情にアツいロッグワンの姿に、思わず心を掴まれてしまいます!
そして、ロン兄貴の方は、いずれはこの四人の若い世代に、「九龍城砦」を背負っていってもらいたい、と思っていて、
まだまだ頼りないところもある四人を守ってあげているんですよね。
兄貴は無双というくらい腕が立つのに、そういう優しいところがまた泣かせるじゃないですか。
そんなふうにお互いに信頼関係で結ばれた「九龍城砦」の人々のところに、
ロン兄貴が思っていたよりも早く、黒社会の手が伸びてきて・・・
というストーリー!
これは、日本でも老若男女関係なく、胸を熱くしてしまう映画ですよね・・・
ぜひ、そんなお父さんみたいな(?)ロン兄貴と、
ロッグワンとソンヤッ(信一)、セイジャイ(四仔)、サップイー(十二少)という三人の仲間たちによる
アツい戦いを目撃してくださいね!
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』ぜひ観てね!
ということで、
香港アクション映画の最新作
映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
リアルに再現された「九龍城砦」のセットや、
壮絶な高速アクションの数々で
香港映画史上歴代No.1の動員を記録!
公開以来日本でも話題沸騰の作品です!
私も劇場で観る前は、いったいどんなものか半信半疑だったのですが、
いざ映画を観たら、再現セットのクオリティーもものすごいし、
なにより続々と繰り出される激しいアクションで、あっという間に夢中になってしまいました!
これは、劇場公開されているうちに、もう1回、いやもう2回?
できるだけ足を運んでこの世界を楽しみたいと思います!
この映画の大ヒットを受けて、再び香港映画にもスポットライトが当たることになりそうですし、
香港アクション映画の第二の黄金期が訪れるかも?!
かくいう私ですが、実は香港アクションってこれまでほとんど見たことがなくて・・・
テレビでジャッキー・チェンとかたまにやってたな、というくらいですが、
これまでそんなに熱心に見たことなかったんですよね。
でもこの映画を観て、改めて香港アクションの面白さを認識することになったので、
これからいろんな作品を観てみたいと思います!
有名な作品も実はあんまり観てなかったので、もったいなかったですね。
まずはこの映画を撮ったソイ・チェン監督の作品や、
『イップ・マン 序章』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』
などの有名な作品も観てみたいと思います!
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