ガイ・リッチー監督とヘンリー・カヴィルが再びタッグを組んだ
実話にもとづくスパイ・アクションの話題作
『アンジェントルメン』
このメンツがそろって面白くないはずがない!
第二次大戦時のまさかの大作戦を描く、痛快アクション娯楽作!
なぜか上映館が少なくて観れる機会が限られているのが残念なんですが、
内容は痛快超エンタメに仕上がっていますので、総力レビューさせていただきます!
気になった方はぜひ読んでいってくださいね!
映画『アンジェントルメン』ガイ・リッチー×ヘンリー・カヴィルの最強タッグ快作!
ガイ・リッチー監督でヘンリー・カヴィル主演のスパイ・アクション映画
『アンジェントルメン』
2025年4月4日から日本公開スタートしています!
ガイ・リッチー監督とヘンリー・カヴィルといえば、
今でも人気を誇る2015年のスパイアクション作
『コードネーム U.N.C.L.E.』を思い浮かべる方も多いはず!
私もこの作品が好きだったので、
この新作も公開前から楽しみにしていました!
この作品は、第二次世界大戦中に、ウィンストン・チャーチルによって設立されたイギリスの極秘任務部隊についての実話にもとづいて作られています。
ですが、映画を観ると「えっ、これ本当に実話なの?!」と驚きの、実現ほぼ不可能に近いような大作戦!
当時それだけチャーチルも、ナチスとの戦いに必死だったということですね!
この極秘部隊の戦い方が、「非紳士的な戦い(Ungentlemanly Warfare)」だったということで、
この映画の原題は「The Ministry of Ungentlemanly Warfare」(非紳士的な戦争省)
そこから邦題では短くして『アンジェントルメン』となっています!
このタイトルだと、同じくガイ・リッチー監督作品
『ジェントルメン』を思い出す人も多いかもしれませんが、観た限りこの作品は関係はしてなかったようです!
この映画『ジェントルメン』については、こちらの記事もあわせてどうぞ!
映画『アンジェントルメン』のあらすじ
それではこの映画
『アンジェントルメン』
そのあらすじをご紹介していきますね!
時は第二次世界大戦の攻防が激しかった頃、
イギリスをはじめとする連合国側は、ナチスのUボートの手強さに手を焼いていました。
当時ヨーロッパをほぼ掌握していたナチスドイツの勢いを削ぐためにはアメリカの参戦が不可欠ですが、
Uボートのためにアメリカ軍はヨーロッパに上陸できません。
そこでイギリスの首相ウィンストン・チャーチルは、あっと驚く作戦を実行することにします。
それは・・・
Uボートを戦闘不能にせよ!
という、不可能にも思える作戦。
そしてその作戦は、秘密裏に組織された特殊部隊が実行することに!
ヘンリー・カヴィル演じるガス・マーチ=フィリップスが部隊のリーダーとなり、
命知らずの強者たちが集められた秘密部隊が、Uボートとの戦いに挑みます・・・!
この部隊のリーダー、ガス・マーチ=フィリップスは、のちにジェームズ・ボンドのモデルとなったとも言われていて、
『007』シリーズの原作者イアン・フレミングも映画の中で登場するなど、
スパイ・アクションの醍醐味を思いっきり味わえる、エンターテイメント快作になっていますよ!
『007』シリーズなどのスパイ映画が好きな方たちは、ぜひ観て欲しい作品です!
映画『アンジェントルメン』のスタッフ&キャスト
それではここからは、この映画
『アンジェントルメン』を作ったスタッフとキャストをご紹介していきますね!
スタッフ
本作の監督は、数々のヒット作を送り出してきたイギリスの人気監督
- ガイ・リッチー
アクションと登場人物たちのコミカルなやり取りに定評がありますが、この作品でも本領発揮!
本作では、監督の他に、脚本・製作も兼任しています!
そしてさらに、本作の製作に名を連ねているのは
『トップガン マーヴェリック』
などの数々のヒット作を手がけたアメリカの名プロデューサー
- ジェリー・ブラッカイマー
こんなヒット作請負人みたいなスタッフたちが作っているんだから、それだけでも面白いに決まっていますね!
キャスト
そしてこの映画はキャスト陣も超豪華!
主人公の特殊部隊のリーダー、ガス・マーチ=フィリップスを演じるのは
ヘンリー・カヴィル
説明するまでもないイギリス出身のスター俳優で、『マン・オブ・スティール』、『ウィッチャー』など、映画やドラマで大活躍中ですが、
この作品も新しい代表作になるかも?!
そしてガス・マーチ=フィリップスの右腕で、腕力の強さでは右に出るもののいないアンダース・ラッセンを演じたのは、
アラン・リッチソン
Amazonプライムビデオの人気シリーズ『リーチャー ~正義のアウトロー~』で主人公のリーチャーを演じていて、
この作品でもリーチャーばりの戦闘能力を見せてくれていますよ!
弓矢での戦闘シーンは迫力十分!弓矢ってこんなに怖い武器なんだと思い知りました!
そして、この特殊部隊の紅一点、マージョリー・スチュワートを演じるのは、メキシコ出身の美人女優
エイザ・ゴンザレス
基本的に色仕掛け担当なんですけど、実は射撃の腕前もスナイパー並みという凄腕女性スパイを演じます!
そしてこの特殊作戦の参謀で、成功の鍵を握るジェフリー・アップルヤード役には
アレックス・ペティファー
この特殊部隊の乗る船の敏腕パイロット役には、
ヒーロー・ファインズ・ティフィン
現地での情報収集と通信を担当するリチャード・ヘロン役には、
バブス・オルサンモクン
そして爆破工作の専門家フレディ・アルバレス役には
ヘンリー・ゴールディング
などなど、この型破りな特殊部隊のキャストが映画を盛り上げていますよ!
映画『アンジェントルメン』の見どころ!
それでは、ここからは本作
『アンジェントルメン』
実際に映画を観て、見どころだと思ったところをご紹介していきますね!
ド派手アクション炸裂!
この映画はまずなんと言っても
ド派手アクションを見て欲しい!
冒頭から、「ああ、すぐに始まりそうだな・・・」という雰囲気を出してきてからの、
怒涛のアクションの連打連打!!
銃火器多め、火薬多めで最後まで攻めまくります!
特に巨大爆破はぜひ大画面で見て欲しい!
これだけ派手に上がるのは花火かこの映画くらいかも?!
夏の花火の時期に合わせてどどーん!と見ると日頃のストレスもすっきりするかも?!
そしてキャスト陣それぞれのアクションの見せ場も続々とやってきます!
リーダー、ガス・マーチ=フィリップス役のヘンリー・カヴィルもマシンガンをぶっ放し、
アンダース・ラッセン役のアラン・リッチソンは巨体を生かした豪快アクション!
銃じゃなくて弓矢を主に使っているのがポイント!
あの筋力で発射される矢は本気で銃弾よりも威力があるかもしれない?!
それに弓矢は銃と違って発射される時に音がしないから、潜入の時に有利なんですね。
相手に気づかれないうちに敵を倒していける!
原始的な武器だと思ってあなどるなかれ!
そのほかの特殊部隊のメンバーたちも凄腕ばかりで、無双状態!
危険な任務もなぜか安心して見ていられます!
まさかの実話!
そしてこの映画で一番驚きなのは、
これがまさかの実話にもとづく物語
それぞれのキャラクターにはちゃんと実在のモデルが存在するんです!
もちろん、史実がこの映画そのままなわけじゃなくて、かなり映画向けにエンタメ化されてはいるんですけど、
ナチスのUボートを無力化する作戦「オペレーション・ポストマスター」というのは、本当に実際に行われたことなのです!
ガス・マーチ=フィリップスが率いる少数精鋭の特殊部隊が、チャーチル首相の命で密かに結成され、
結果的にナチスの勢いをそぐことに成功したんですね!
そんな歴史があったなんて、知らなかった!
いや、日本人の私たちだけじゃなくて、世界の多くの人たちが知らなかったと思います・・・!
この特殊部隊の活躍のことを、第二次大戦時に現場で見聞きしていたのが、
のちに007シリーズで一世を風靡した作家の
イアン・フレミング
当時は自らも英国海軍諜報部で諜報部隊を指揮していたというフレミングは、
このガス・マーチ=フィリップスをモデルにしてジェームズ・ボンドのキャラクターを作ったとか。
この映画の中ではイアン・フレミングと、007シリーズでおなじみの「M」と呼ばれるガビンズ准将も登場して、
007シリーズのファンには嬉しいサービスになっていますよ!
シリーズ化もありかも?!
こんなまさかの実話にもとづくこの映画
『アンジェントルメン』
本作ではチャーチルの命により凄腕たちの特殊部隊が設立された経緯について描いていますが、
実際にこのガス・マーチ=フィリップスが率いる部隊は
「 Small Scale Raiding Force (SSRF) 」(小規模襲撃部隊)もしくは「No. 62 Commando」(第62特殊部隊)と呼ばれ、
第二次対戦中にいくつもの特殊任務を請け負ったそうなんです。
この映画の原作は、
ダミアン・ルイス著「Churchill's Secret Warriors: The Explosive True Story of the Special Forces Desperadoes of WWII」
ですが、この本の中ではもっと他の作戦の話も出てくるようなので、
ひょっとしたらシリーズ化もあるかも?!
凄腕チームのさらなる活躍をぜひ目撃したいですね!
映画『アンジェントルメン』ぜひ観てね!
ということで今回は、
ガイ・リッチー監督とヘンリー・カヴィルが再びタッグを組んだ
実話にもとづくスパイ・アクションの話題作
『アンジェントルメン』
についてご紹介しました!
これが本当に実話ベースだなんて信じられない?!第二次大戦時のまさかの大作戦で、
痛快アクションの連打連打で最後まで楽しく見ることができました!
日本ではなぜか上映館が少なくてあまり大きな話題にならなかったのが残念なんですが、
内容は超エンタメに仕上がっていますので、気になった方はぜひご覧になってくださいね!
観終わったときには日頃のストレスが吹っ飛んでいるかも?!
ガイ・リッチー作品に興味ある方は、こちらの記事もあわせてどうぞ!