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SF映画ランド

『ファースト・マン』問題続きのアポロ計画!初めて月に行った宇宙飛行士の苦難とは

デミアン・チャゼル監督が挑む宇宙もの大作

『ファースト・マン』

かの有名な、はじめて月面に降り立った宇宙飛行士

ニール・アームストロングの苦難と栄光を描く歴史SF映画!

二時間半近くの長尺だけど、あっという間に感じられるくらい映画の中にどんどん引き込まれました!

栄光に包まれた人類初の快挙の裏側で、ミッションに挑んだ宇宙飛行士たちにどれほどの苦難があったのか、

宇宙に興味がある人は一度は見ておきたい大作です!

『ファースト・マン』問題続きのアポロ計画!初めて月に行った宇宙飛行士の物語

あの、映画界を席巻した映画『ラ・ラ・ランド』を撮ったデミアン・チャゼル監督が、

その次の作品として挑んだのは、宇宙もの大作

『ファースト・マン』

今度は、ミュージカル映画とは打って変わって、

宇宙計画の物語です!

映画のタイトル『ファースト・マン』というのは、

「最初に月に行った人」のこと。

そう、誰もが知っている

宇宙飛行士 ニール・アームストロング

が主人公の映画です!

あのアメリカのNASAによる宇宙計画「アポロ計画」で、月に降り立った最初の人!

ですので映画の内容は、一言で言うと、

ニール・アームストロングがアポロ計画で月に降り立った最初の人になるお話

なのですが、

そこに到るまでは数々のドラマが・・・

もちろん人類がアポロ計画で月に行ったってことは歴史の常識で知ってはいるんだけど、

こんな大変な思いをして行ってたなんて、知らなかった!

と、映画を見ながら、ドキドキハラハラ、切なくなることが次々と!

二時間半近くの長い映画ですが、体感時間は本当にあっという間です!

詳しくはネタバレになっちゃうので言えませんが、とにかく一度その緊張感を目撃していただきたい!

『ファースト・マン』本予告映像
 『ファースト・マン』本予告映像

『ファースト・マン』では『ラ・ラ・ランド』のチーム再結集!

さて、この映画

『ファースト・マン』

この映画を撮るにあたって、デミアン・チャゼル監督は、

大ヒットした前作映画『ラ・ラ・ランド』を撮ったスタッフを再結集してのぞんでいます!

撮影も引き続き

リヌス・サンドグレン

今回は、1960年代風の粗めの映像と、クローズアップの連続を多用して、全く違う映像世界を作り上げてくれました!

音楽も引き続き

ジャスティン・ハーウィッツ

前作のテーマ曲は、大ヒットしましたよね!

でも今回の作品は、陽気な歌やダンスは一切なし!!

全編を通じて緊張感あふれる世界を作り出しています。

そして衣装デザイナーも、前作に引き続き、

メアリー・ゾフレス

が再登板です!

『ラ・ラ・ランド』では、色とりどりのカラフルな衣装を用意し、チャゼル監督の期待に見事に応えました!

なんと、主役の二人だけでも100回も衣装チェンジしたのだそうですよ!

その手腕を高く評価されての再登板と思われますが、

今回の作品では、1960年代風の衣装で、重苦しい展開の映画に彩りを添えてくれました!

ニールたちの奥様方のワンピースとかが可愛くって、今着ててもオシャレに見えそうなものばかり!

今回の作品は前作ほど衣装が前面に出てくるシーンはないですが、

それでも60年代のファッションが好きな方には、こたえられない衣装のラインナップになってますので、

興味ある方は是非、衣装にも注目してくださいね!

『ファースト・マン』のキャスト

そして主演は、前作に引き続いて

ライアン・ゴズリング

でも今度は、寡黙で、表情もほとんど変えない冷静沈着な男・ニールを演じています!

映画の中でその人柄が一番出るのが、宇宙飛行士選抜のインタビューのシーン。

これくらい、個人的感情を抜きにして仕事に打ち込める人じゃないと、宇宙飛行士にはなれないんだろうな・・・

と、見ているこちらも納得することができた印象的な場面でした。

さすがの演技力で、実力派俳優の力を見せてくれています!

そしてライアン・ゴズリング演じるニールの妻・ジャネット役には、

イギリスの実力派俳優

クレア・フォイ

人気ドラマ『ザ・クラウン』では、エリザベス女王の若い頃を演じて高い評価を受けています。

この映画でも、ライアン・ゴズリングを相手に一歩も引かない堂々とした演技を披露してくれていますよ!

その他、

ジェイソン・クラーク

カイル・チャンドラー

コリー・ストール

などの実力派俳優たちがしっかりと脇を固めていて、宇宙飛行士たちの複雑な人間模様を見応えのあるものにしています!

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『ファースト・マン』に登場するアポロ計画とは?

そして、この映画

『ファースト・マン』

を見るときには、

人類が月に行ったNASAの宇宙計画、

そう、誰もが知ってる

「アポロ計画」

については最低限知っておいたほうがいいですね!

私も「分かってる」つもりで見たのですが、

いや、本当はあんまり分かってなかった・・・

ですので、ここでちょっとまとめて解説しておきます!

アポロ計画スタート

アポロ計画とは、多くの方がご存知の通り、

アメリカの航空宇宙局(NASA)による月への有人飛行計画

1961年ケネディ大統領によって正式にスタートの号令がかけられました。

その時の名言

「We choose to go to the moon」(私たちは月に行くことを選びました)

は、映画の中にも出てきますよ!

そして、1969年にはこの映画の主人公

ニール・アームストロングたちが、月に無事にたどり着いた!

と言うのは、皆さんご存知!

でも、実はその前に数々の試練が・・・

ジェミニ計画

今回の映画では、

ニール・アームストロング船長のあまり知られていない私生活のほか、

アポロ計画の前に参加していた宇宙計画も結構時間を割いて見せてくれます。

元々は空軍の敏腕パイロットだったニール

退役後はテスト・パイロットとしてその腕を磨き、

1962年には、NASAがスタートさせた宇宙計画

「ジェミニ計画」

のパイロットに応募することになるのです。

この計画についてはあんまりよく知らない人も多いんじゃないかと思います!

私も名前を聞いたことはあっても、何をしたんだっけ?状態。

具体的には、月に人類を飛ばす前に、宇宙空間で船外活動や衛星とのドッキングなどの活動を行い、

その後大気に再突入して戻ってくる、

と言う、いわば「アポロ計画」の前哨計画ですね!

いきなり月まで行くんじゃなくて、まずは大気圏外から戻ってくることを目指さないと!

ニール・アームストロングは、この計画に先にパイロットとして参加していたのですね。

そして、1966年には「ジェミニ計画」で、「ジェミニ8号」に搭乗、

宇宙へと最初に旅立つことになります。

しかし、この時!

映画で詳しく語られるのですが、

死にかけていたのです・・・

し、知らなかった・・・

詳しい方は当然知ってたと思うのですが、私は未知の状態だったので、ええっ?!と驚きですよ。

「ジェミニ計画」の段階で、こんなに大変だったんだから、

もう宇宙計画は中止・・・

とはならなかったのは、歴史の通り。

かなり無茶な気がしますが、アメリカも中止できない事情があったわけです。

苦難の「アポロ計画」の道のり

その後、「アポロ計画」は粛々と進行。

1967年には、「アポロ1号」の打ち上げを控えて、3人の宇宙飛行士を乗せて宇宙船の最終チェックまで進みます。

・・・が、しかし!

ここでもまたアクシデント!3人の宇宙飛行士を悲劇が襲います。

・・・でもやっぱり、「アポロ計画」は続けられ・・・

1968年には「アポロ11号」の船長に、ニール・アームストロングが任命!

そうなんですよね、考えてみれば、

「アポロ11号」ですもんね、月に行ったの。

「アポロ1号」からたくさんの紆余曲折を経て、ようやっと人類は月に行った・・・

その前の「ジェミニ計画」も含めると、想像を絶する世界だな・・・

この映画を見ると、改めて、この宇宙計画の凄みを実感することができますよ!

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『ファースト・マン』の見どころ:現代では考えられない、危険なミッションに挑む!

ということで、この映画

『ファースト・マン』

その主人公が挑戦する「アポロ計画」というのは、本当に、

「死と隣り合わせのミッション」

だったんだなあ・・・

と実感します!

私たちは歴史で習う時、その輝かしい実績しか知らなかったけど、

この映画で見ていくと、そこまでの道のりは、困難だらけ!

その数々の苦難がこの映画の1番の見どころになります!

具体的にはどんな困難があったかというと・・・

超ローテク

考えてみれば当たり前なんですが・・・

人類が最初に月に行ったのって、1960年代?

パソコンない

ケータイない

デジタル化以前の、超ローテクの世界!!

宇宙船の設備も、地上の管制官の設備も、おもちゃみたい・・・

宇宙服だって、今のに比べると笑っちゃうほどショボいし・・・

こんなんで、月まで行ったの??

と驚愕するレベルです。

自分だったら、絶対行きたくないよ・・・

そりゃ、事故も起こるよ!

って突っ込みたくなりますが・・・

冷戦時代の、宇宙開発競争

そんなに技術も発達していない時代、

月にまで行くのはどう考えても危険だったはずなんだけど・・・

計画は危険を承知で推し進められました。

当時はアメリカとソ連の冷戦時代で、宇宙開発競争の激しかった時代。

ソ連より先に月に行く

というのは、国家の絶対的なミッション!

だから、どれだけ犠牲が出ようが、絶対に成し遂げられなくてはいけない計画だったのです!

こ、これは間違いなく戦争です!

宇宙飛行士たちは、行ったら帰って来れるか分からない戦場に送り出される兵士たち。

宇宙に行く本人も、家族も「帰ってこないかもしれない」という恐怖と戦いながらのミッションだったんですね・・・

そういえば、宇宙飛行士の人たちってみんな軍人だ!

「人類初の快挙」ばかりが注目されるこの「アポロ計画」ですが、その裏に

米ソの壮絶な戦いがあった

ってことは忘れちゃいけないですね・・・

その戦いで、多くの人が命を落としたことも・・・

映画の中で、「アポロ11号」打ち上げ前の会見の模様が、重苦しい空気に包まれているのも、当然のことですね・・・

そんな状況だから、宇宙に旅立つ宇宙飛行士たちは、みんな

死を覚悟

それが当然だったんだなあ・・・

というか、宇宙飛行士って、子供達の憧れで、夢のような職業!ってみんな思うけど、

人類のほとんどが行ったことがない宇宙に足を踏み込むのは当然危険と隣り合わせなわけで・・・

宇宙飛行士の皆さんは、今でも死を覚悟の上で人類史に名前を刻んでいるってこと

この映画を見て改めて思い知らされましたよ!

実際に亡くなった宇宙飛行士の方も、実は多い・・・

だから、

宇宙へ行く

って実は、

戦争に行く

とすごーく近いことなんですね・・・

本当に命がけのミッションだった!

だから、この映画って、

「宇宙の夢とロマンの映画!」

っていうよりは

「戦争映画」

って考えて見た方が、正解に近い気がします!

そんな極限状態での宇宙飛行士たちの挑戦を、ぜひ一度は目撃してみてください!

『ファースト・マン』月に行った宇宙飛行士の知られざる物語

ということで、

デミアン・チャゼル監督が挑む宇宙ものの大作映画

『ファースト・マン』

かの有名な、はじめて月面に降り立った宇宙飛行士

ニール・アームストロングの苦難と栄光を描いていますが、

この映画を見るまでは知らなかったような、

栄光に包まれた人類初の快挙の裏側を見ることができて、

改めて宇宙飛行士というのがどれほど大変なものなのか、実感することができました!

「ファースト・マン」になるために、ミッションに挑んだ宇宙飛行士たちにどれほどの苦難があったのか、

宇宙開発に興味がある人には、必見の映画だと思いますので、

ぜひ一度はその苦難の道のりを見てみてくださいね!

この映画『ファースト・マン』はDVD&ブルーレイ、各種動画配信サイトで見ることができます!

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本ページの情報は2024年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

  • この記事を書いた人

イレーネ@映画&海外ドラマ

映画&海外ドラマ大好きです。好きなジャンルはファンタジー・SF・歴史もの・コメディなどなどいろいろ見ます。 *映画館ではIMAX推し *サブスク廃人進行中 → Netflix, Disney +, アマプラ, U-NEXT

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