ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF超大作映画
『DUNE デューン 砂の惑星』
伝説のSF小説を映像化した前作から3年、
ついに続編映画
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』
が公開になりました!
この続編でも、VFXを極力使わずに砂漠での現地ロケで作り上げたという脅威的な映像は、確実に前作のレベルを超えてきています!
キャスト・スタッフ共に多くが続投の上、新しいキャストたちも登場してきてさらに豪華!
これまでのSF映画の概念を打ち破る超大作、ぜひ一度は目撃してほしいです!
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』 壮大なSF映画の続編はさらにスゴかった!
ということで、見てきました!
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF超大作映画
そのすさまじい映像美とスケールの大きさで、後悔して世界中で大きな話題となったSF映画の新しい傑作ですが、
その期待の続編
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』
コロナ禍のため予定よりも遅れて、前作より3年越しの公開となりました!
しかし、前作に引き続いてVFXを極力使わずに砂漠での現地ロケで作り上げたという脅威的な映像は、
確実に前作のレベルをあっさりと超えてしまいました!
IMAXの大画面で鑑賞してきたのですが、
フルサイズまで拡大されるその映像世界は圧巻というほかありません!
オリジナルのキャスト・スタッフは多くが続投し、
それに加えて新しいキャストたちも登場してきてさらに豪華!
見ている画面の隅々までまさに眼福の、これまでのSF映画の概念を打ち破る超大作です!
まだ見ていない方は、ぜひ一度は目撃してほしいです!
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』 のあらすじ
それでは、そんな注目のSF超大作
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』
そのあらすじを簡単にご紹介しますね!
このシリーズは、フランク・ハーバートの同名の人気SF小説の映画化で、
この続編のストーリーも同小説に基づいています。
続編のスタートは、前作でアトレイデス家がハルコンネン軍と皇帝の軍勢「サーダカー」に滅ぼされたその後のこと。
かろうじて生き延びたポール・アトレイデスとその母レディ・ジェシカは、砂漠の民フレメンたちと合流。
秘密結社ベネ・ゲセリットのメンバーでもあるレディ・ジェシカは、フレメンたちの教母として迎えられることに。
アラキスではハルコンネン家が再び勢力を取り戻したものの、
ポールはフレメンたちと協力して、抵抗活動にのめり込む。
やがてその活動は皇帝の耳に届くことに・・・
そして、ある「予言」を信じるフレメンたちは、ポールがその予言の主なのではないかと思い始め・・・
というストーリー。
この続編のお話は、前作のエンディング直後から繋がっていて、
前作を見ていないとよく分からない内容になっていると思いますので、
この続編を見る前にはかならず第1作を見ておくことをオススメします!
1作目の『DUNE デューン 砂の惑星』の詳しいレビューはこちらからどうぞ!
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』 のキャスト
それでは、この続編映画
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』
超豪華なキャスト陣もご紹介していきたいと思います!
オリジナル・キャスト
この続編でも、第1作目のオリジナル・キャストはほとんど続投してくれています!
ティモシー・シャラメ(ポール・アトレイデス)
ゼンデイヤ(チャニ)
レベッカ・ファーガソン(レディ・ジェシカ・アトレイデス)
ジョシュ・ブローリン(ガーニイ・ハレック)
ハビエル・バルデム(フレメンのリーダー、スティルガー)
ステラン・スカルスガルド(ハルコンネン男爵)
デイブ・バウティスタ(その甥ラッバーン・ハルコンネン)
シャーロット・ランプリング(ベネ・ゲセリットの教母ガイウス・ヘレン・モヒアム)
といった、主役級ばかりを集めた超豪華キャストは健在!
このキャストが揃ったら映画何本でも撮れそうですが、
これだけのキャストがみんな揃ってくれるのも、それだけこの映画に対する期待値が高いということなんでしょうね!
新キャスト
そして、これだけでも豪華なキャスト陣に加えて、
この続編ではさらに豪華なキャストたちがメンバー入り!
オースティン・バトラー(フェイド=ラウサ・ハルコンネン)
フローレンス・ピュー(皇女イルーラン)
クリストファー・ウォーケン(皇帝シャッダム4世)
レア・セドゥ(レディ・フェンリング)
と、ただでさえ豪華だったキャスト陣がさらに「オールスター」状態に!
いったいキャストの出演料だけでどれぐらいのものなんでしょう・・・?
とにかく、これだけのスケールの映画はそうそう見ることはできませんね!
この「オールスター総出演」だけでも見にいく価値はあると思います!
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』 のスタッフ
そして、この続編でも、第1作を担ったスタッフたちもみんな続投!
監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、エリック・ロス
音楽: ハンス・ジマー
撮影: グリーグ・フレイザー
と、前作の世界を作り上げたメンバーが引き続きこの続編でも再結集しています。
映画界では超売れっ子のハンス・ジマー、グリーグ・フレイザーといった才能をまとめあげて、
さらに壮大な続編を作り上げたドゥニ・ヴィルヌーヴの力量はあらためてものすごいですね!
この続編も含めて、もはやSF映画界ではトップの座に就いたと言えるかと思います!
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』 の見どころ
さて、そんなとんでもないスケールの続編映画
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』
見てきてともかく全編圧倒されたのですが、
個人的に見どころだなと思ったところをご紹介していきますね!
「砂の惑星」の驚異的な美しさ! IMAXの大画面のための映像美!
この映画は、なんといっても
映像美が圧巻!
前作でもともかくとんでもなかったのですが、
この続編ではさらにまたとんでもなくなってました!
本当に砂漠でロケをしたという「砂の惑星」の映像は息をのむ美しさ!
撮影監督のグリーグ・フレイザーさん、これまで数々の名作を手掛けてきた名手ですが、この作品ではさらに本当にすごいです!
テラコッタカラーにまとめられた砂漠の映像は、ただただそれだけをいつまでも眺めていたいくらいの美しさ。
そして風景だけじゃなくて、人物たちも本当に神秘的に美しく撮ってくれていました!
主演のティモシー・シャラメも、再びベストのヴィジュアルを披露!
母親のレディ・ジェシカのレベッカ・ファーガソンも、神話の中の世界のように神秘的な美しさです。
そしてチャニ役のゼンデイヤも、ほぼノーメイクなはずなのにとにかく美しい・・・
ライトの当て加減含めて本当に見事としか言うほかなく、男女性別関係なく美しくて驚きます。
そんな美しい映像は、全編IMAX認証デジタルカメラで撮影されたという
「Filmed for IMAX」作品
私も気合を入れて、国内最大級のIMAXスクリーンを誇る「池袋グランドシネマサンシャイン」で観たのですが、
本編の多くの時間で巨大スクリーンのフルサイズまで使われていて、
この映画の名物(?)「サンドワーム」(砂虫)の登場シーンなど、思わず後ろにのけぞりたくなる大迫力でした!
もちろん、美しい俳優さんたちも大画面で美麗!
そして幻想的な砂漠の風景も、巨大画面にいっぱいに目の前に広がっていると、
まるでその世界の中に自分も取り込まれてしまったような感覚を覚えて、
3時間近く自分も一緒に砂煙を浴びせられ続けたような気がしました!
本当は全然砂被っていないのに、砂嵐から守るために目を細めたくなるような不思議な感じですね。
これは一度体験してみたいと分かりにくいと思うので、ぜひ一度実際に目撃してみていただきたいと思います!
音楽も圧巻!IMAXの大音量に圧倒される!
そしてこの映画は、音楽も重要な役割を果たしていることにも注目です!
音楽も映像世界の一部!
ハンス・ジマーによる無国籍な雰囲気の音楽は、「砂の惑星」の世界の構築に大いに貢献しています!
音楽に合わせて映像の編集もシンクロさせていたりして、
映像と音楽の合わせ技でさらに映画の世界に引き込まれていく効果を発揮しているので、
これは本当にできるだけいい音響で見るに限ります!
IMAX では高音質の音響も売りの一つですが、実際に劇場で聴くと、重低音で体ごと揺さぶられるような感覚がして、もはや「体感型」と呼ぶにふさわしいです!
しかもこの映画では、あの「サンドワーム」を呼ぶための振動装置「サンパー」の音は、これも体に響いてくる重低音で、
砂虫来るぞ来るぞ・・・という緊張感を超絶高めていく役割を果たしていましたよ!
これだけ音楽・音を効果的に使っている映像作品もそうそう無いので、
あらためて「映画って総合芸術なんだよね・・・」と実感することができました!
神話的な謎めいたストーリー
そして今回の続編映画
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』
では、前作ではそこまでは明らかにされていなかった
秘密結社ベネ・ゲセリットの暗躍と、彼らの布教する「予言」の中身がだんだんと明らかになっていきます!
その世界は、まるで神話の世界のよう。
何世代にもわたって秘密結社ベネ・ゲセリットが植え付けてきた「予言」がじわじわとポールを縛っていく様子は
未来が舞台のSF映画なんだけど、なんとなく古代が舞台の歴史映画を観ているような雰囲気もあります。
そんなわけでかなりファンタジー要素も強くなっているこの続編ですが、
個人的にはSFもファンタジーも好きなので、この世界観はたまらないものでした!
ティモシー・シャラメの魅力全開!
そしてこの続編映画
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』
主人公のポール・アトレイデスを演じる
ティモシー・シャラメの魅力全開!
もちろん美しさはものすごい・・・
この「DUNE」のシリーズでのティモシー・シャラメのビジュアルは他の作品と比べても飛び抜けてすごいですよね!
さすがはグリーグ・フレイザーさん、これ以上ないくらい幻想的に美しく撮ってくれています!
しかし、ティモシー・シャラメは美しさだけではなく、
何よりもその演技力が高く評価されて、アカデミー賞にもノミネートされたことのある演技派!
今回の続編では、1作目ではまだ世間知らずで父親の陰に隠れていた少年ポールが、
じわじわと自分の運命を受け入れて独立した一人の大人の男性になっていく様子を、
表情や仕草、話し方などをうまく変化させて表現していて、
その高い演技力を惜しみなく発揮してくれていましたよ!
ティモシー・シャラメにとっても、間違いなく代表作の一つとなるシリーズになることでしょう!
ティモシー・シャラメの代表作といえば『君の名前で僕を呼んで』がありますね!
超豪華キャスト陣はさらに豪華に!
そしてこの続編
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』
この映画では、ただでさえ「超豪華」というのにふさわしかったキャスト陣が、
この2作目からはさらに強力なメンバーが加入して、
「超・超・超豪華」と言う以外ないメンバーがそろったのは圧巻です!
あの名優クリストファー・ウォーケンが、アトレイデス家への攻撃に力を貸した
皇帝シャッダム4世役で登場!
迫力がすごすぎる事態になっています!
クリストファー・ウォーケンといえば、この名画ですよね!
その娘である皇女イルーラン役には、こちらも活躍目覚ましい
フローレンス・ピューが登場です。
ティモシー・シャラメとは、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でも共演しているので再共演ですね。
売れっ子同士なので、これから先も何度も共演の機会がありそう。
そして今作である意味衝撃の登場となったフェイド=ラウサ・ハルコンネン役の
オースティン・バトラー
髪の毛も眉毛もツルツルの衝撃ヴィジュアルで、「サイコパス」な残虐さを見せる次期ハルコンネン男爵。
イケメン俳優としてのプライド(?)もかなぐり捨てた姿で、
シリーズ1番の悪役を熱演してくれました!
声色も変えて、表情や歩き方も全く変えてきたその役作りはお見事でした!
この役でオースティン・バトラーはいろんな映画賞にノミネートされそうですね!
オースティン・バトラーは『エルヴィス』に続いて映画賞を席巻するかも?!
そして、今作ではフランスを代表する国際派女優
レア・セドゥが、秘密結社ベネ・ゲセリットのメンバーの一人
レディ・フェンリングとして登場!
登場シーンは少ないものの、とてつもない美しさと色気で印象的なシーンとなりました!
次回作にはもっと主要な役割を果たすキャラクターになりそうな予感です。
そしてこれはあくまでも次回作への布石だと思うのですが、
ポールの妹アリア・アトレイデス役で、これも出演作が目白押しの人気者
アニャ・テイラー=ジョイも登場!
予告編でも出ていなくて、クレジットにも入っていない状態だったので、
パリのプレミアで一緒に写っている映像を見て「あれ?出てるの?」と話題になっていました。
今作では本当に少しだけのゲスト出演のような形だったので、次回作から本格的に登場するのかと思います!
こんなふうに、主役級の俳優陣を惜しげもなく脇役に使い、
超豪華をはるかに超えたくらいの豪華なキャスト陣は、まさに「オールスター総出演」と呼ぶにふさわしいものでした!
この豪華キャスト陣を見るためだけでも、この映画は一見の価値がありますね!
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』 SF映画の新しい頂点!ぜひ見てね!
ということで、
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF超大作映画
伝説のSF小説を映像化した前作から3年、
ついに続編映画
『DUNE デューン 砂の惑星 PART2』
が公開になったので見てきたのですが、
この続編で確実に前作のレベルを超えてきていました!
砂漠での現地ロケで作り上げたという「砂の惑星」の脅威的な映像は確実にパワーアップ!
ただでさえ超豪華だったキャスト陣にも、さらに新しいキャストたちが追加されてさらに超豪華!
この作品でSF映画のレベルがさらにまた一段と上がってしまった、というのが素直な感想。
この後のSF作品では、このレベルを超えるのに苦労しそう・・・
そんな記念碑的な超大作となったと思いますので、多くの方たちにぜひ一度は目撃してほしいです!
まだ見ていない方は、ぜひ一度「砂の惑星」の世界を体験してみてくださいね!
この続編は1作目のラストの直後から始まっているので、第1作目を見てから鑑賞するのがおすすめです!
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